mltermでShift+PageUpが効かない問題

Xming経由でmltermを使っていて、気が付いたら Shift+PageUp でバッファをバックスクロールするのができなくなっていた。mlterm-configでも関連する項目が見当たらないし、しばらく放置してたんだけど、ようやく解を発見。 431 : login:Penguin: sage:201…

"例外は共有の秘密である"

Exceptions are shared secrets | Existential Type の内容が興味深かったので試訳してみました。 It's quite obvious to me that the treatment of exceptions in Haskell is wrong. Setting aside the example I gave before of an outright unsoundness, …

IOがコンテナでありFunctorでもあるということ その1

モナドは「プログラム可能コンテナ」(by kazu_yamamotoさん, モナモナ言わないモナド入門 第2版)である、という考え方でIOを理解しようとしてみたのでちょっと書いてみる。 fmapとjoinによるモナドの定義 Haskell 2010でのMonadクラスの定義は class Monad m…

和音の擬人化

ちょっと面白いエントリを見かけたのでわかる範囲で訳してみる。 C大调 / 12 音的美少女设定 (AとかBとかC+とかいうのは胸のサイズ?) 5:妹,病娇。A 5: 妹、ヤンデレ。 参考: 病娇_百度百科 4:青梅竹马,眼睛娘,天然。B 4: 幼馴染、眼鏡っ娘、天然。 (青…

エンジニアとして尊重されるってどういうことだろう

以下の記事を読んで、同じ「ソフトウェアエンジニア」として思ったところがあるので、記しておく。尊重されたいすべてのソフトウェアエンジニアへ - tagomorisのメモ置き場 「尊重される」って? まず、自分の言語感覚として、この記事では「尊重される」と…

Haskellの foldr と foldl と foldl'

前の記事で、Haskellでfoldlを使った場合の動作について書きました。 Haskellの評価戦略とfoldl/foldr (1) Haskellの評価戦略とfoldl/foldr (2) ここで、Haskellでfoldlを実際に使ってみて動作を確認してみようと思います。 {- fold1.hs -} import Data.List…

Haskellの評価戦略とfoldl/foldr (2)

前の記事 d:id:linglang:20110909:1315561320 で、 foldl (<+>) (z<+>a0) (a1:[a2,a3,a4,a5,a6]) という式を評価するとき、2通りの簡約(計算)順序があることを示しました。 foldl (<+>) b0 (a1:[a2,a3,a4,a5,a6]) {- 内部簡約 -} foldl (<+>) ((z<+>a0)<+>a1…

Haskellの評価戦略とfoldl/foldr (1)

関数型言語などで再帰を使ってプログラムを書く場合、 末尾再帰はループに最適化されるのでメモリ消費量が少なくなる と、一般には言われます。 が、これは評価戦略によっては成り立たなくなります。 foldlとfoldr リストの内容をある演算子によって畳み込む…

ログに色をつけるスクリプト試し書き

syslog に色をつけてみるテスト。 tail -f /var/log/syslog | ruby log_color.rb とかやると適当に色つきで表示される。 #!/usr/bin/ruby1.8 -Ku ESC_DEFAULT = "\x1b[39m" ESC_RED = "\x1b[31m" ESC_YELLOW = "\x1b[33m" ESC_BLUE = "\x1b[34m" ESC_CYAN = …

無限の大きさ

無限大にもいろいろな大きさの違いがある!?! という記事を見て、自然数全体の集合と、偶数全体の集合の大きさについて考えてみた。 上記記事には、 無限大と無限大の個数を比べるのは無意味のようでもあるが、しかし、私たちは、直感的に自然数の個数の方…

「白票」は果たして誰(or 何)に対する抗議なのか

選挙の投票について興味深い意見があったので。 白票の意味 - 真 もわ爛漫 当選者に対する不支持の積極的な表明として、白票を投じよう。という趣旨と理解。 仮に投票結果中9割が白票であれば、投票結果がどうであれ、また、法律がそのときにどうであれ、候…

英語のアルファベット読みが発生する条件

英語の母音は通常、単音節で読む。 "a" → [æ] (ぇぁ) "i" → [i] (い) "u" → [ʌ] (綺麗な「あ」) "e" → [e] (え) "o" → [o] (お) これが時々、アルファベット読みに変化することがある。 例えば、 mind → [máind] (まいんど) fine → [fáin] (ふぁいん) の `i'…

英語の読み方は変態的に不規則だと思う

ソフトウェア開発でひっじょーによく出てくる "warning" (警告) という単語がある。これを日本人はかなりの率で「わーにんぐ」と読むのだが、実際の英語での発音は「うぉーにんぐ」に近い。 ところが、なぜ「うぉーにんぐ」と読むのが本来かと聞かれると、答…

日本語の「ん」と「む」

現代日本語の音素 /n/ (ん) は、実際の音声が n になるもの、m になるもの、ng になるものがある。例えば、「しんじゅく」はヘボン式ローマ字表記すると "shi'n'juku" になるが、「しんばし」は "shi'm'bashi" になる。標識における駅名/地名の英語表示は実…